あまりに力ある文章だから抜粋。
ライアンがクリフで入団テストを受ける手はずが整えられた。
彼を目にして、監督になって以来流してきた汗と欲求不満と惨めさがすべて吹き飛んだ。
めったに得ることができないかけがえのない瞬間だった。
川も山もすべてさらった後に、
突然金塊を前にしていることに気づいた金掘りだって、
その日ギグスを目にした私ほど幸せではなかったにちがいない。
初めてギグスを見たときのことは生涯忘れないだろう。
足に羽が生えているみたいに、クリフのピッチを飛ぶように自在に動きまわっていた。
頭を高く掲げ、公園で風に舞う銀色の紙を追いかける犬のようにリラックスしていた。
そのときからわれわれはライアンを宝物のように守り…… 1987年11月、14歳の誕生日を迎えた時点で学生の身分のまま契約した。
いま振り返っても、私の13年間のオールド・トラフォードでの日々に対して ユナイテッドが支払った給料は、
ライアンを確保したという一点のみで正当化されると確信している」
アレックス・ファーガソン自伝 「マネージング・マイ・ライフ」より抜粋
コメント
「ライアン・ギグス」を「おはぎ」に変えて読んでみた。
言われて自分もやってみた。。
なかなかイイ気分になるね。