東野さんの短編ミステリー。
ガリレオじゃないよ。
![]() | 犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫) (1994/01) 東野 圭吾 商品詳細を見る |
親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。犯人がいないのに殺人があった。でも犯人はいる…。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編。
東野圭吾の伏線の張り方は丁寧だ。
何気ない情景描写がストーリーの最後に利いてくる。。
香水とかチューインガムとか、いろいろあったね。
読みやすいからこそ慎重に文章を追ってみる気になる。
慎重に読めば伏線が少し見えてくる。
たぶんそういう風に書いてるんです。
だから丁寧だと思う。
短編だと特にそれ思うね。
自分が生まれたぐらいのときに書かれた作品なんかもあって、
なんだかすごいなぁと思うよ。
今だって『ガリレオ』とか『流星の絆』だのって言ってるくらいなのにね。
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