この本の話は、
浪人時代の予備校数学講師によく聞かされた。
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フェルマーの最終定理 (新潮文庫) (2006/05) サイモン シン |
17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったが―。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション。
X2 + Y2 = Z2
これを満たす自然数X,Y,Z(≠0)の組合せは存在します。
例えば、
X=3,Y=4,Z=5
だとか、
X=5,Y=12,Z=13
だとか、
X=280,Y=2442,Z=2458
とかね。
無限に存在します。
次に、
X3 + Y3 = Z3
これを満たす自然数X,Y,Z(≠0)の組合せは。。
どんなに頑張っても見つかりません。
次に、
X4 + Y4 = Z4
これも見つかりません。
一般的に
Xn + Yn = Zn
n(整数)>2について、
これを満たす自然数X,Y,Z(≠0)は存在しません。
フェルマーの最終定理です。
17世紀フランスの数学者ピエール・ド・フェルマーが残した数学的定理です。
しかしその証明を明かすことなく彼はこの世をさりました。
この単純に見える定理が証明されたのはそれより3世紀も後になります。
1994年にアンドリュー・ワイルズにより成されました。
そこに至るまでの歴史とドラマが描かれた本です。
証明自体は難しすぎて数学を専門とする学者でさえ、
理解できないものになってるようで。。
だからってこの本自体はそんなにムズかしいわけじゃないんだよ。
『博士の愛した数式』で扱われた友愛数や完全数。
『容疑者Xの献身』で扱われた4色問題。
そんなお話もでてきます。
自称理系人間におすすめの一冊。
ここまで読んで興味がわかなかった人はやめておきましょう。
おわり。
コメント
久々に遊びに来たよ。
ソサイチさそってよー。
フットサル部、こんなんなんだー。
フェルマーの最終定理って、もう最後の方わけわからん方向に行ってて、ついてけないよね。
そんだけー
こんちわ!
ソサイチの人選は○ルピン君が行ってるので、
わからんです~。
そんだけー
ってこれおはぎっぽいですね。
…そんだけー