4度のゴールは取りすぎ。
リオネル・メッシ。
飯は1日3度まで。
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空中ブランコ (文春文庫) (2008/01/10) 奥田 英朗 |
伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!?直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。
この前読んだ、
依存症云々シリーズの2作目です。
短編が5本です。
『ホットコーナー』が印象深かった。
プロ野球チームのベテラン三塁手。
名手だったはずが、
ある日を境に一塁への送球が大暴投になってしまうという症状に見舞われるー。
今まで何も意識せずにできたことが、
突然できなくなるというのは恐ろしいもので。。
意識すればするほど悪循環。
ここまで極端じゃなくても、
こういうことってやっぱあるかもって思う。
サッカーだったら、
アルゼンチン代表の選手が、
1試合に3本のPKを蹴って、
全て失敗したという記録がある。
一番最後の『女流作家』も面白かった。
作家が描く作家の話は良いよね。
東野圭吾でもたしかそういうのがあった。
裏事情を知っている分で、
ちょっとした皮肉がすごく利いていると思う。
おわり。
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