久々に一冊読み終えた。
ドラマ化・映画化が何度もなされている作品。
放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。このにおいをわたしは知っている―そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床にたおれてしまった。そして目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。わたしたちの胸をときめかせる永遠の物語もまた時をこえる。
原作が短編とは知りませんでした。
100P程のさくっとした内容だけに、
何度もいろいろな形で映像化されているんかなぁと思います。
未来から来た少年が語る西暦2660年の世の中の姿が面白かった。
…以降、ネタバレかも。。
ごめん。
今から500年以上経った未来では、
もはや科学技術が発展しすぎて、
一人の専門家が養うべき知識は膨大に増えているようです。
そのため義務教育の期間は今の倍くらいに増えて、
大学を卒業して研究者として世に出る頃には中年くらいの年になってしまう…だって。
そして、
専門家ら一歩でも外れた分野に関してはもはやチンプンカンプン。。
そーいう世の中なんだって。
なんか面白いなぁって。
作品が描かれたのは40年も昔なんだけど、
色褪せないSFの世界を感じました。
以上。
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