習慣と信頼だ。

最近文庫落ちした一冊。
なかなかの大作なもんで、やっとの読破。

ゴールデンスランバー (新潮文庫)
ゴールデンスランバー (新潮文庫)
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衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

引用
「ゴールデン・スランバー」
カズは歌をやめると、言った。
「Once there was a way to get back homeward」
というフレーズを繰り返した。
「なんか、そんな気がするんですよね。
今はもうあの頃には戻れないし。
昔は、帰る道があったのに。
いつの間にかみんな、年取って」

映画は先に観ちゃってたんだ。
後から原作のパターン。
読めば読むほどキャスティングがハマっていたなぁって感じた。

解説の伊坂幸太郎のエピソードが印象的だったりする。
“物語の風呂敷は、畳む過程がいちばんつまらない”
だってさ。

物語の風呂敷は広げるけれど、
いかに畳まないまま楽しんでもらえるか、
いかにそれでも読者に納得してもらえるのか、
に始めて挑戦したのが本作。
とのこと。

腑に落ちないと感じる人もたくさんいるだろうに。。
僕はまぁ嫌いではないです。

いじょー。

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