塩試合と八百長の間と利害の一致と。

こんばんわ。
今回は、サッカーの話。

フォーカスをあてるのは先日のJ2最終節。
キーワードは、“”塩試合 コンサドーレ”

J2最終節のあの日、2016年11月20日。
全試合同時刻キックオフ、14時。

自宅にて唯一観戦可能である松本山雅vs横浜FCをテレビで観てました。

勝って他力でのJ1昇格の可能性を残す山雅と、
昇格も降格もない横浜FCの意地と、
テレビ越しでも選手のハートを感じるイイ試合でした。

こういう試合は、なかなかない。、
残留昇格が入り混じる状況でこそ生まれる好ゲームですな。
過去最高の観戦者数を記録したホーム松本山雅。
イイ雰囲気でした。

結果は、松本山雅の劇的逆転勝利。
しかしながら、裏で行われたコンサドーレ札幌との試合と、
清水エスパルスの試合の結果、
山雅については、あえなく昇格決定ならずです。。。(残念)
まぁしょうがないね。
参入戦頑張ろう。

。。。。
で、これで話は終わりではない。

知らない人はキーワード
”塩試合 コンサドーレ”
で検索ください。 

裏で行われたコンサドーレ札幌とツエーゲン金沢の試合。
スコアレスドローに終わったのですが、
この試合のラスト5分だか10分だかが話題。
なんというか無気力試合だったのですね。

状況は以下。

・最下位金沢と勝点で並ぶ北九州は3対0で山形に負けている
・このまま引き分ければ金沢は勝点+1で最下位から脱出し入れ替え戦
・札幌も引き分けで優勝

→結果的にどちらも点を取りに行かない 
#詳しくは動画探してみて。

この事実を知った僕は、
当時即席にわか松本山雅ファンだったってこともあって、
納得がいかなかった。プロじゃないじゃん。
お金もらって、ボール蹴ってるなら、しっかりやって欲しいって。

。。。。でも。
まー。
もう少し深く考えて、
もし自分が同じ立場だったら、
やはり難しい問題。。。

例えば、自分が降格争いをしているチームを率いている監督だとして、
最終節、コンサドーレのような相手で同じ状況になったら。。。
あるいは、その逆だったら。。

いわゆる利害の一致と言われたら、それまで。
つまり一チームが勝利を目指して時間稼ぎをしたり、
リスクを負うのをやめたり。、
そういうのはよくあること。

これが偶々、
もう他方のチームにとっても、
無気力試合こそが狙った状況になっちゃって。。
。。。つまりそういうこと。利害の一致というやつ。

辛い言い方をすれば、
シーズン42試合目のラストにして、
こういう状況を作り上げてしまった松本山雅の負けなのです。

そもそも同時刻開催というのは、
こういった状況を防ぐためのひとつの営み。

いまやW杯やEUROでも、
同グループ最終節同時刻 キックオフは定説だけど、
そのきっかけとなったのは、まさに同じ事情。
1982年ワールドカップの西ドイツvsオーストリア。
Wikipediaご参照ください。

しかし、これ、何回も言うけど、難しい問題。。
塩試合というか、八百長というか、利害の一致というか、WinWinというか。。

少し前に話題となったケースとの比較も面白い。
U-16 アジア選手権。
グループリーグ最終節。
ウズベキスタンvs北朝鮮。

以下北朝鮮の茶番と思われるゴールもあって、
結果はウズベキスタンが3-1の勝利。
見事1位通過を決めた。


 
状況としては以下。
・ 勝った方がグループリーグ1位
・1位突破だとベスト8にて強豪イランと戦う必要がある。 
・ベスト4にてU-17W杯出場が決まる。 

つまり北朝鮮は、
わざと(と思われる形で) この試合を落とし、
強豪イランとの対戦を避けた。
結果、ウズベキスタンはイランに敗れた。
2位通過を果たした北朝鮮は続くオマーン戦で勝利し、
ベスト4進出(つまりU-17W杯出場決定)。

むー。。 
これは、コンサドーレのケースと何が違うかって、
整理が必要ですね。。

ちなみに渦中の北朝鮮GKと監督は、
今後1年間の出場停止がくだされたというわけです。。。

さすがに、サッカーを馬鹿にしているというか、
あくどいというか。。。
むー。。。

ところで話の途中に出た、
自分が同じ状況だったら、
もちろん全力で戦いますよ。
(と、ここでは書いておく。)
 
ながながと失礼いたしました。

いじょー。 

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