ままならないから

この人、面白いかもから、
この人、好きかも。に変わった瞬間?

先輩の結婚式で見かけた新婦友人の女性のことが気になっていた雄太。
しかしその後、偶然再会した彼女は、まったく別のプロフィールを名乗っていた。
不可解に思い、問い詰める雄太に彼女は、
結婚式には「レンタル友達」として出席していたことを明かす。 「レンタル世界」

成長するに従って、無駄なことを次々と切り捨ててく薫。
無駄なものにこそ、人のあたたかみが宿ると考える雪子。
幼いときから仲良しだった二人の価値観は、徐々に離れていき、
そして決定的に対立する瞬間が訪れる。
単行本に、さらに一章分を加筆。少女たちの友情と人生はどうなるのか。
「ままならないから私とあなた」

正しいと思われていることは、本当に正しいのか。
読者の価値観を心地よく揺さぶる二篇。

朝井リョウといえば、”桐島、部活辞めるってよ”に始まって、個人的には”何者”や”スペードの3”とか、読んでいった。
なんかこう人間関係のドキッとするような個所をシレっとグサッと刺してくるイメージ。
それこそががこの人のクリエイティブな部分。
そんでこの作品読んで、今後は好きな作家リストにあげようと決めました。

本作品は2編の物語が収められている。
メインはやはり2編目の”ままならないから~”です。

ひとつひとつのエピソードが、終盤に効いてきて、最後はふわっと終わりながら、強いメッセージを残す。みたいな。。
。。わかるかなぁ。
気になったら、一読を。

久々に一冊読んだだけで記事に書いちゃったぜ。
だって、良かったからね。

いじょー。

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