ザ体育会系

こんにちわ。
先週末日曜日は実家の両親のお誘いで、フレンチに行ってまいりました。
とてもありがたいお料理を頂きまして、はぎまる含めて大満足でした。
写真はその時のコース料理の一品、きれいな盛り付け。。そしておいしかった。
ありがとうございます。

さて、5月はなんだか税金の請求が来ますね。
固定資産税に自動車税、、ちーん。みたいな。
まぁしっかり向き合って過ごしましょう。

久々に読書の投稿!

主人公は、七帝柔道という寝技だけの特異な柔道が旧帝大にあることを知り、それに憧れて2浪して遠く北海道大学柔道部に入部する。
そこにあったのは、15人の団体戦、一本勝ちのみ、場外なし、参ったなし、という壮絶な世界だった。
しかし、かつて超弩級をそろえ、圧倒的な強さを誇った北大柔道部は七帝戦で連続最下位を続けるどん底の状態だった。
そこから脱出するために「練習量が必ず結果に出る」という言葉を信じて極限の練習量をこなす。
東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、ライバルの他の6校も、それぞれ全国各地で厳しい練習をこなし七帝戦優勝を目指している。
そこで北大は浮上することができるのか――。

ゴリゴリ柔道のお話です。
実は、息子はぎまるが、なんというかどっしりしていて、柔道なんかやらせたら強いんじゃないか?と親バカながら思い始めたところでした。

そして、これ読んで、やっぱり柔道はやらせないでおこう。と思った笑
主人公が過ごした北海道大学柔道部、極限の練習量と、辛すぎる活動の日々。
体育会系を超える、超体育会系だと思った。こんな世界があったのか。。。

試合や練習において締め落とされる心情を描いた描写。

私が初めて絞め落とされたのも、もちろん岡田さんだった。落ちることがこれほど苦しいとは思わなかった。地獄のような苦しみだった。いや、死んだほうがましだと思った。離してくれないのがわかっていても必死に片手で岡田さんの体を叩き続けて参ったし、口から泡を吹き、 涎 をたらしながら 悶絶 するうち闇のなかへ吸い込まれて意識を失った。 活 を入れられて 蘇生 した後は、記憶が吹っ飛んでしばらく自分がどこにいて何をしているのかもわからない状態だった。生まれてからこれまでで最も苦しい体験だった。落とされるたびに夢を見た。たくさんの 蝶 が舞う草原のなかに立っていて、目の前に川がある。

極限の練習量を嘆く部員。

「なあ、みんなで一緒に辞めないか……。カンノヨウセイの前にみんなで辞めようよ。こんなに練習するのおかしいよ。だって俺たちただの北大生だろ。これ、間違いなくプロ野球のキャンプより練習量多いよ。なんでプロでもないのに、ただの北大生が朝から晩までこんなに練習しなきゃいけないんだ。おかしいよ。もうみんなで辞めようよ」  合宿も半ばにさしかかる頃、繁山一樹がそう言った。

話自体は面白いです。このような世界で、見出すことが確かにあるんだろうな。と心から感じた。

そして舞台が北海道大学っていうのも、個人的にはなかなか読みごたえがあった。
社会人になっていこう、なんだか北海道大学の知り合いが増えたのと、妻側の親戚が北海道にいるもので。

ふとしたシーンでの、ひとこと。

北海道の人は本州のことを内地って言う

いろいろと北海道や札幌の常識を教えてくれる。

北海道では冬は自転車が使えない──この大事なことに私は雪が降るまで気づかなかった。なにしろ札幌は北海道でも有数の豪雪地帯なのだ。なぜこんなに雪が積もる場所を道庁所在地にしたのかわからなかった。

そして自分が日々小説を読むのって、こうやって日常から離れた世界を知ることだったりもする。
その意味でとっても良い小説でした。

しまっていこー。
いじょー。

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