ぐちゃぐちゃからのしれっと。

TOHOシネマズが来春より映画の価格を
一般1500円、
18歳未満1000円、
とするみたいで。
これは結構なちょっとしたかなりの値下げですね。

もえない  Incombustibles (角川文庫)
もえない Incombustibles (角川文庫)
クチコミを見る

クラスメイトの杉山が死に、僕の名前「FUCHITA」を彫り込んだ金属片と手紙を遺していった。手紙には「友人の姫野に、山岸小夜子という女と関わらないよう伝えてほしい」という伝言が。しかし、山岸もまた死んでいるらしい。不可解な事件に否応なく巻き込まれていく僕は、ある時期から自分の記憶がひどく曖昧なことに気づく。そして今度は、僕の目前で殺人が―。森ミステリィの異領域を拓く、冷たさと鋭さに満ちた少年小説。
 
引用
僕は時計を見た。
もちろんまだ午前中。
十時を少し回ったところだった。
朝といっても部分点が取れる時間だ。

先月に文庫落ちした。
わりと発売直後の一冊。

結末はもちろん書きませんが、
なんとなくONE PIECEのDrヒルルクの言葉を思い出しました。
“人はいつ死ぬと思う…?”
というやつ。

何回も書いてるけど、
何度でも書きます。
森ミステリィはやはりクセがある。

登場人物達が、
ぐちゃぐちゃ色々なことを考えたりした挙句に、
しれっと結末が来る。
…え、それだけ?
みたいに感じてしまうこともしばしば。

もしくは、
ぐちゃぐちゃした挙句に、
自分の理解が追い付かなくなり、
よくわからない結末。
そういうパターンもよくたまに。。

ぐちゃぐちゃしてる過程がクセになる。。
表現が妙にまどろっこしくて、
でもふわっとしていて、
森ミステリィのクセがクセになる。

引用した文もそういう観点。
そこで“部分点”という単語は使わないでしょ。。

誰に対しても気兼ねなく勧められる作家かと言われたら難しいかも。
とりあえず“クセがあるよ。”という注釈はつきます。

しかし、
今まで読んだものと比較してよく考えたら、
本作はわりと正統派いってるかも。
伏線もハッキリしてるしわかりやすい。

そんなもんで。
いじょー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました